以下は事務所webページからの転載です。
◎七十二候では、蛙始鳴、蚯蚓出、竹笋生です。
★5月6日の早朝が好天に恵まれるなら東の空にある「みずがめ座」を放射点にしたみずがめ座η流星群を観察できる可能性が高くなります。幸運の一つが「かんむり座」T星の超新星爆発です。T星は普段10等星なので肉眼の観察は難しいのですが、超新星爆発が起きると2等星くらいにまで明るくなる状態が2、3日続くそうです。「かんむり座」は春の大曲線のアルクトゥールスの「うしかい座」の東隣に位置し「ヘルクレス座」と「へび座」に囲まれています。最も明るいアルファッカが2.2等星で北極星とほぼ同じ明るさです。超新星爆発は天文学者やアマチュア天文家が狙っている現象で、天文ニュースをフォローしていれば素人でも観察できます。春の大曲線のついでに「かんむり座」を探し、「うしかい座」のアルクトゥールスと「おとめ座」のスピカに「しし座」の2等星デネボラを結んだ春の三角形が西の地平線に沈むと1等星レグルスの「しし座」、スピカの「おとめ座」、「てんびん座」、アンタレスの「さそり座」が南の空に見える頃、アンタレスのあたりが天の川ですが、天の川を天頂へと見上げていくと夏の大三角です。「わし座」のアルタイル(彦星)、「こと座」のベガ(織姫)、「はくちょう座」のデネブを結んだ三角形です。アルクトゥールスとベガを結んだ線上に「かんむり座」があります。
★「きぼう」は1日2回観察できる! ~ 愛知県で「きぼう」を観察できるのは、5月9日3時49に北北西から東南東へ、5月10日19時40分に南南西から東北東へ、5月11日3時47分に北西から南東へ、5月11日20時27分に西南西から北北東へ、5月12日2時58分に北西から東南東へ、5月12日19時37分に南西から北東へです。夜明けが早くなったので観察できる時刻も繰り上がってきました。他にもちょっと(短時間、ほんの一瞬なので探せない可能性大)見える日時はありますが、列挙した日時はしっかり観察できます。
★る5月5日の正午ごろ、肉眼で観察するのは難しいですが月による火星食が起きます。5月10日が水星の最大離角となり東の空の地平線近くに見えます。5月15日から16日にかけて月は「しし座」のレグルスと接近し、17日に「しし座」α星の食となります。
★(午の節句と同日となる)立夏は、八十八夜が過ぎ、新茶が店頭に並ぶ時期です。お茶屋さんから沸き立つような新茶の香りは夏の到来を告げます。立夏のテーマカラーは新茶をイメージした萌葱色(もえぎいろ)です。